木曜日, 12月 20, 2012

Graetz BV8070 励磁スピーカー

先日出来心で落札したGraets Radio Bv 8070 励磁スピーカーですが、ようやくテスト運転を始めました。 Graetz Radioという会社はドイツの古いラジオメーカーのようです。検索して調べてみると様々な変遷を経て現在のNOKIAにつながっているようです。


Graetz の画像を探してみてもどれもSiemensLSP22cのようなフェルト等の緩衝材はついてませんでした。
フランジのふちには接着剤の痕跡もあるのでユニット取り外し時に捨てられているのかもしれませんね。フレームじか付けはなんとなく避けたいので取り付ける前に対策を考えます。
ということでバッフルとの固定に100均の絨毯マットを切り抜いてフランジとの間に挟めるようにしてみました。


ボイスコイルの引き出し端子に鳩目がついているのですが、ここの固定がいまいちでコーン紙がゆがんでます。


励磁電源がないと動作確認ができないため励磁電源を作成しました。手持ち部品のみで構成したため新規部品は購入してません。
手持ちの2X10端材の上に部品を取り付けてやっつけ工作。古代のまな板ラジオ的なまな板励磁です。


メーターパネルはアルミのあまり板に穴あけして取り付け。1mm厚のアルミは加工も簡単です。
別の用途のためにコの字に折り曲げた材料を転用。


電圧計はスイッチで左右切り替えです。フルスケール500Vはちょっと合っていないのですが有り合わせなのでまあいいことにしてます。ネオンランプ入りのプッシュSWが再利用されてます。30年以上前のジャンクSWの再登板です。私が高校生のときに最初に組んだEQプリアンプのSWですからストック中で最古クラスかも。


励磁電源回路は結局こうなりました。ペイントでかいたテキトーな回路図です。


トランスは以前共同購入した特注トランス。本来は半導体アンプの電源にするところですが20V両波2回路を直列にして80V 0.2A ACをつくります。 はじめは17.5V5Aを直列にしてましたが、電圧不足のためやむなく小電流側を使用。ありあわせの流用トランスですのでまあ仕方ないですね。
チョークコイルも以前共同購入して多数持っていたものを使用してます。3段にしていたのですが、電圧不足でやむなく2段に。後10Vほど入力AC電圧が高ければよかったのですが仕方ありません。
フィルター用のコンデンサーはASCの200V 25uFフィルムです。これはイーディオ様がLCネットワーク用に仕入れたものを分けていただいていたものです。
ブリッジダイオードも隠れた名品らしいWE492Aを使ってます。
電流計、電圧計ともはるか昔に買っていたものですが秋葉原のどこかで買ったくらいの記憶しかないです。端子盤は以前に大阪の日本橋に遠征したときにジャンクで入手したもの。
まあ有り合わせとはいいながら結構高級部品?で構成。手を入れるなら電源トランスを独立させて
電圧計もGNDを分離してやればよいかなとも思います。チョーク3段で配置したものの電圧不足で撤去したため空き地があります。入力電圧がもう少しあれば空き地に増設してもいいのですが、、、まあコイル起因のハムも出てませんのでとりあえずはこれでいいことにしておきます。(面倒くさくなった)

Graetz Bv8070の励磁回路定格は
950ohm 76V 80mA 6.08W 
となっているようです。

結果的には 
80V 76mA  6.08W
となっていて電流値が少し小さいようですがちょうど定格6Wの電力が供給されている模様ですのでこれが落としどころかな。

昨夜一晩励磁電流を流しておきましたが磁気回路やヨーク部を触るとほんのり暖かい程度の温度でした。

例によって現在バッフル無しで音だし中です。
能率はLSP22c 2発よりかなり低い感じですがユニットのみでかなり良い感じで鳴ってます。
もうしばらく鳴らしてみます。




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